「ものづくり」を仕事にする
自分の作ったものが人の暮らしに役立つ「ものづくり」に憧れ、そして、青いユニフォームで的確に、スピーディに働く姿に憧れ、入社しました。翔南産業は、住宅の表札からロケットの部品まで幅広いフィールドでレーザー切断加工を主とした独自性の高い技術を提供しているため、興味をもちました。
入社当時は図面を理解することが難しく、挫折しそうになりました。しかし、先輩が時間をかけ、1から丁寧に教えてくれ、繰り返し図面に向かうことで、形状を把握することにおもしろさを感じました。図面を読めたという成功体験を重ね、自信につながりました。読み込んだデータを機械に入力し、図面どおりに出来上がった製品をはじめて手にした時の感動、達成感は忘れられません。そして、その製品はある会社のエントランスを「かっこよく」飾っており、家族や友達に自慢しています。そして、「かっこいい」だけでなく、「かっこいい」を実現する「技術の高さ」こそが自慢です。以前、県外から同業者の方たちが会社見学にいらっしゃいました。翔南産業の技術の独自性と高さが他社からみても評価されているのだと感じると同時に、他社と積極的に交流、意見交換し、技術向上していこう、会社として成長していこうという姿勢に未来に広がる可能性を感じました。
固い鉄を柔軟に扱うプロフェッショナル
僕は今、製造工程の「曲げ」を担当しています。「曲げ」は金属を曲げる機械を操作し、金属をいろいろな角度に曲げる工程です。この工程では図面を正確に読み取る力が必要となります。そして、それには、スピードも必要です。落ち着いて集中力を高め、制限時間内に正確に走り切る。集中しすぎて「あ、もうこんな時間なんだ」と思うことがよくあります。緻密に作業を積み上げる瞬間、瞬間はとてもおもしろいですし、やりがいがあります。さらに、そのおもしろさとやりがいは、個人の能力だけでなく、環境にも依ると考えてくれるのが翔南産業の好きなところです。日々の掃除だけでなく、社員全員で備品の整頓や配置を改善することで、効率的に快適に業務が進められる環境を作ろうとしています。まだまだ「曲げ」の技術を習得して熟練していく必要がありますが、次はレーザー機械のオペレーターを担当したいと思っています。当社では、営業を含む全部門、全工程を経験させてもらえるので、成長のステップが明確だと感じています。
自分の成長を実感できる喜び
先輩をはじめ、社長までもが個人をよく見ていてくれ、成長や個性に合わせた責任とやりがいを用意してくれています。どんどん新しい技術と知識を習得したいと常に感じています。そのために、先輩に分からないことをどんどん聞いています。先輩は、自分の作業の手を止めて、わかるまでゆっくり丁寧に教えてくれます。時には申し訳ないと思うこともあるのですが、聞きやすい環境と関係性が社内全体にあることが、自分と会社の成長の秘訣ではないかと思います。それは、「品質にこだわり、常に改善をする。」という最終目標を社員全体で共有し、それに真摯に向かっている証拠だと思います。そして、先輩は、歳が近いこともあり、一緒に同じ目標をめざす、切磋琢磨し合う同士として接してくれます。会社や上司が自分を頼ってくれている、必要とされていると日々感じることが、やりがいであり、モチベーションの源です。
当社には、メンター制度があり、月に1回、先輩との面談の機会があります。できたことやできなかったこと、これからやってみたいことを正直に話し、お互いの成長をめざした健全なフィードバックを受けます。自分が登った位置を確認し、これから登る山とその方法や道具を明確に教えてもらえるので、達成感を得られ、やる気につながります。先輩から手取り足取り教えてもらい、成長できたように、僕もいつか自分も後輩に丁寧に教え、頼られる先輩になりたいと思っています。
スケジュール[ TIME SCHEDULE ]
確認する図面の数は1日に50枚以上。検品待ちの製品を積み上げないよう、迅速な検品を心がけています。まだまだ工夫が必要です。
挑戦し続ける会社と私
「シンプルに楽しそう」「挑戦してみたい」というふたつの思いで、会社見学に行ったその日に入社を決めました。
「シンプルに楽しそう」という予感は的中しました。社員の平均年齢が若く、社員の関係性がフラットです。歳の近い先輩と後輩がいますので、日々の他愛のないことから、仕事の相談、プライベートのことなどを気軽に話しています。さらに、球技大会などを自分たちで企画し実行しています。仕事も遊びも本気で楽しむ。シンプルです。これは、会社として、ES(従業員満足度)の向上を明確に示していることが背景にあります。「何かいい」と感じたことが、制度として準備され、働きやすい環境を実現していることに、会社への信頼感を持つと同時に新しい製造業の形を示してくれていると思います。本気で働き・遊ぶ、そんな人生を楽しむ人を会社も社員全員が応援しています。
そして、「挑戦してみたい」という気持ちは、「挑戦している」という手応えに変わっています。実際に入社すると、「何事も積極的にチャレンジする。」という社の行動指針のとおり、自分の担当範囲を超えて、CADなどやったことがないことをどんどん任せてもらえました。もちろん、大変ではあるのですが、小さいハードルをいくつも越え、知識や技術の向上を日々感じることはとてもおもしろいです。わからないことがある時は、先輩方が優しく、時には厳しく指導してくれるので、不安はありません。これからも、この会社なら、「挑戦し続けさせてくれる」と感じています。翔南産業は、新規部門の立ち上げを視野に入れ、社会に新しい価値を提供し挑戦し続けているし、挑戦する社員を応援・必要としてくれていると感じています。
全部任せてもらえるというやりがい
現在、私は営業業務に携わっており、メールなどで注文いただいたお問合せに、形状、材質、板厚の確認を行い、見積りを出すというのが主な仕事です。しかし、当社は、「社員全員がすべての工程(受注や作図、レーザー加工、検品、梱包、出荷など)を行える状態」を目指しているので、営業担当であっても見積りの作成から製造、納品まで全部の工程に携わることができます。他の工程がわかるからこそ、視野が広くなり、他の工程への配慮ができ、スムーズに仕事が進みます。
以前、自分で作成した見積りに受注をいただき、さらに製造にも関わった製品をお客様に配達・納品しました。お客様から「ありがとう!また頼むよ」と言われた瞬間、とても嬉しく、また次も喜んでもらいたいと、目頭が熱くなりました。日々の「やった!」という気持ちが積み重なり、大きなやりがいを感じています。これからは、さらにお客様に喜び、信頼していただけるよう、お客様のニーズを察知できるよりよいコミュニケーションを築くとともに、信頼を裏打ちする全工程の知識や技術を向上させたいと思っています。
ビジョンへの共感でライブな日々
入社して1年、私が感じた翔南産業への2つの直感は、確信に変わっています。その理由は、会社のめざすビジョンに自分自身が共感しているからだと思います。翔南産業は、「当社はサービス業である。自社の能力をアピールする前に常にお客様の顔を見て、ご要望をお聞きする」ことを最優先してやっています。その姿勢がお客様との信頼関係を築いているという実感を持つと同時に営業という現場でビジョン実現の最前線を担っていることにやりがいを感じます。また、一つ一つの製品、そして、先輩方の一挙手一投足にそのビジョンが実現されていることに自信をもっています。会社がめざすビジョンとそれを具体化する行動指針(1. きびきびと、スピーディに行動する。2. 品質にこだわり、常に改善をする。3. 何事も積極的にチャレンジする。)は、日々の仕事を通じて、そして遊びの場を通じて、社長から新入社員までもが共有している人生へのビジョンであり価値観ではないかと感じています。
スケジュール[ TIME SCHEDULE ]
環境整備は掃除だけでなく、備品の整頓や配置の改善も含みます。効率的に快適に業務が進められる環境を作ろうと、社員全員が真面目に取り組んでいます。